40リットルのバックパックに少しだけ空きを残して、タイに降りた。
片付けもそこそこに。
準備もほどほどに。
着いて早々、予定していたカンボジアへアンコールワットを見に行き、ベンメリアまで足を伸ばした。
ベンメリアへ向かう道は町を抜け、村を抜け、森を抜け、
そして、またいくつかの村を通り過ぎる。
道端ではパンツ一枚の子供たちが輪ゴムを指に引っ掛けて、木の実を狙ってる。
見上げる空にぶら下がるあの実は美味しいのかな。
太陽の下、どんな大人になって行くのかな。
生きとし生ける物、みんなに幸せが訪れます様、
そんな事をまじまじ改めて思っていた。私は幸せです。
けど、またきっとすぐに忘れてしまうから、思い出しては繰り返し、忘れては進む。
始まったばかりの旅の緊張が少しずつ解けていく。
つづく。
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