2013年9月2日月曜日

体調不良の日々

雷が鳴る、頭の中で。

インドに着いてから、謎の病で完全にやる気を失った。新しい土地に来たのに、ワクワクもしなければ、ゾクゾクもしない。
しかも、ここは待ちに待った念願のインド。1番楽しみにしていたと言っても過言ではないのに、どうしたものか。

翌日には更に追い討ちをかけるかの様に、これまた謎の頭痛に悶え苦しみ、ベッドから起き上がる事さえ出来ずになってしまった。
ズドドドドと、止まない雷に頭を抱える。割れそう。

早くもインドの洗礼か、と格好よく言いたい所だけど、予想外のダウンぶりにとにかく気分はみるみる落ちていく。

宿のみんなはマザーハウスのボランティアへ行ってしまった。
1人気が乗らず、ベッドの上で1日を過ごした。さっき飲んだばかりの薬は2時間もすれば切れる。もう嫌だ。


2日経ち、サダルストリートのそれは高級ブティックホテルに宿を移動した。自宅療養と決め込み、ベットに沈んで計4日が経っていた。
発熱と腹痛も加わり、ギブアップ寸前。あーん、日本帰りたい!弱々しく呟く。

そして、病人とは言え手持ち無沙汰だ。
しかし、ひとたび外へ出てみたら、ぶっ倒れそうになったので、仕方なく部屋で本ばかり読んで居た。
気分だけでもと、マザーテレサの本と不可触民の本を読んだ。合わせて、何冊かの電子書籍をまとめて買い、不貞腐れた様にベッドに寝っ転がる。

日本から持参した薬を飲み切ってしまい、ヒロちゃんにインドの薬を買って来てもらう。


その晩飲んだその薬が効いたのか、ようやく少し英気を取り戻し、そうとなると今度は一気に外へ出たくて仕方なくなって来る。

もうあの謎の病の方は治った様だぜ!

身の回りの溜まった用事をテキパキと片付けられると、健康な体あってこそと改めて思わされるのであった。ハハハ。

町中をうろちょろ嗅ぎ回っていたヒロちゃんから、面白い話をたくさん聞いた。とりあえずコルカタを出て、バラナシに向かう事になりそうだ。

早速列車のチケットを買いに出れば、窓口は休み。朝起きれば、久々の豪雨。
足止めをくらってばっかの再スタートはのんびりと始まった。



つづく。

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