2013年7月11日木曜日

チェンマイでの日々

パーイから戻ったチェンマイは騒がしく忙しない。
車の量も多く、空気も悪い、何だか疲れてしまった。



気を取り直して久しぶりに歩こう。見落としがちな町の雰囲気を味わうにはこの速度が1番。

ラオス行きの安いバスチケットを探しに、市内から少し離れた、チェンマイ駅まで歩く事にした。とぼとぼと、30〜40分位経っただろうか。

バスチケットを無事購入し、マンゴーチーズケーキが美味しいと噂のUPPER CRUST CAFEへ。本当の目的はこっち。


正直、タイでこんなに美味しいケーキが食べれるとは思っていなかったのでびっくり。
甘さ控えめで滑らかな口溶けのチーズ、マンゴーの黄色は目にも鮮やか。これは後を引く。思い出すと苦しくなる。
頭の中はチーズケーキいっぱいで、今もこれを書いている。


帰ってゲストハウスのママに今日は駅まで歩いたと話すと、ずいぶんと驚いていた。地元の人は10分以上歩く場合、乗り合いタクシーのソンテウに乗るらしい。

暇なんだと、笑った。


お酒を控えてる分の贅沢に、翌日もお目当てのカフェを探しに出かけた。
チェンマイ大学美術館の敷地内にある、Din Deeと言うお店。

チェンマイ大学は東京ドーム87個分の広さと言う、とても想像の出来ない巨大キャンパスで、学生は無料のソンテウで敷地内を行き来出来るらしい。
学生だと思われたのか、ソンテウを使って、難なくカフェに辿り着く事が出来た。

土で作られたお店は、風通しが良く涼しい。ここでもチーズケーキを頂いた。優しい味がした。


そう言えば、バーンロムサイで泊まった部屋も、ムーンビレッチでお茶を頂いた家も、土で作られていた。

土にはしっとりとした温もりがあり、何だかとっても安心するのだ。初めて訪れた場所なのに、懐かしい匂いがした。



チェンマイには素敵なカフェがそこら中にあり、他にも入ってみたいお店は沢山あったが、また次の機会に。


もうすぐ日が暮れる、迎えの時間だ。
いよいよタイを出る。
気づけば約1ヶ月を過ごした。

南の島は底抜けに明るく、北の田舎は時が止まったかの様に穏やかだった。

都会の夜の喧騒も好きだけど、緑と太陽の下過ごす日々は、体を軽くし、頭を空っぽにしてくれた。
これからも田舎を目指してしまうのかな。



つづく。

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